足の不自由な方がいたので、手すりの場所にもこだわって設計しました。
築90余年タイル張りのお風呂をユニットバスへ(米原市)
タイル張りのお風呂からユニットバスにすると見違えるように暖かくなり、みなさんとても喜ばれます。
タイルのお風呂は冷たい感じがし、寒々しく感じてしまいますね。しかもタイルの目地にカビが生えてきたりとメンテナンスも大変です。
もともと狭かった浴室のスペースを少し広げ、1坪のユニットバスが入るように玄関フロアのスペースを一部もらいました。これで広々快適にお風呂に入ることができ、おばあさんにもとても喜んでいただきました。
何十年も使っているので、壁や天井の汚れが目立ちます。
昔のお風呂場は水が外に出ないように段差がしっかりと設けられています。足が不自由になるとこの段差が身体にこたえます。
玄関フロアのスペースを少しもらってお風呂を広く取るため、玄関側の壁も解体しています。タイルの壁を落とすのは一苦労です。
柱がシロアリに食われ、根元が宙ぶらりんに浮いていました。土台もなかったので、土台と柱を新しく入れて補強しました。
浴槽もまたぎやすくなり、スマートなシルエットです。
浴槽から起き上がる時、そして浴槽をまたぐ時に手すりはとてもありがたい存在です。